6月17日(木)
鹿児島市樟南高校(旧:鹿児島商工高校)で活動する
鹿児島レスリングクラブさんの練習の見学へ伺いました!
木曜日と日曜日に活動している鹿児島レスリングクラブさんは、
下は5歳から上は中学3年生までが活動するクラブです。
僕が練習に伺うと、鹿児島レスリングクラブの活動前に
樟南高校レスリング部の選手たちが練習にてロープの登りをしていました。
樟南高校レスリング場にて活動しているので、
5歳の子もいれば、高校生もいるといった環境です。
(※ロープはぐいぐい登っていってました(笑)。さすがとしか言えないレスリングで鍛えられた身体つきで上半身バッキバキな選手たち。レスリングの凄さが一発で分かります。)
それを横目に鹿児島レスリングクラブの選手は自分たちの練習を始める準備を。
高校生と鹿児島レスリングクラブの選手の活動は分けて行っていますが、
身近にロールモデルがいる環境はやっぱり刺激になり、相乗効果がある気がします。
実は、日本レスリング界を牽引する多くの選手を輩出してきた樟南レスリング部。
オリンピアンは計11名。世界選手権にも他4名の選手を輩出しています。
OBには吉田沙織選手や伊調馨選手を支えた栄監督がいらっしゃいます。
そんな歴史ある道場で、選手はレスリングの楽しさを忘れずに
真剣に練習に励んでいる姿が印象的でした。
現在は小学生に全国チャンピョンの選手がいたり、高校生は毎シーズン全国大会や九州大会があって各地を飛び回ったりと、活躍の場を広げています。
先に高校の活動をお伝えすると、
選手はもともとレスリング経験がなく、高校から始める子も多いそうです。
中学では柔道やラグビー、陸上をしていたという選手が集まります。
そこから鍛えて、全国で活躍できるように目指すわけですから凄さを感じます。
全国を見渡すと、ジュニアから初めている選手が増えているそうです。
それはオリンピックでのレスリング日本勢の活躍があったから。
レスリングは競技特性上、どんな体勢からでも相手のバランスを崩すパワーの発揮が求められます。
しかし、それにはテクニックも重要で、他校のジュニアから経験している選手はやっぱり強く、高校3年間でその差を埋めるのは大変だと言います。
高校・ジュニアの代表を務める 宮田勇樹 監督は、「だからこそ、大学や大人になっても活躍できる選手を育てたい」と話して下さいました。
高校3年間で終わらない育成がいかにできるか。
僕もスポーツに身を置く立場として、正にそう思います。
鹿児島県内を見ると、
昔は高校生になってから始めるしかなかったレスリングですが、
現在の監督 宮田勇樹 監督が鹿児島レスリングクラブをつくったことをきっかけに
県内でも小・中学生からレスリングができる環境になりました。
クラブを立ち上げて10年が経ち、当時小学1年生だった選手が、現在同校レスリング部で活動されているそうです。
そもそもレスリングが好きじゃないと、同じ場所で同じ指導者のもとで活動する選択はなかなかしません。
ジュニアの頃にレスリング活動を通して、コップ一杯に「楽しさ」が満たされているからこそだなって思います。
鹿児島レスリングクラブの練習では、保護者の方も一緒に選手の成長を後押しします。
経験者の保護者さんは選手と一緒になってスパーリングも行っていました。
鹿児島レスリングクラブならではの取り組みもあって、
宮田監督が高校生の大会帯同で、席を外す時には
クラブみんなで集まって、公園でキャンプをしたり、
夏にはみんなで船に乗って魚を釣りに沖にでたりするそうです!
ジュニアから競技力を伸ばすのみならず、いろんな経験ができ、
そこからたくさんの学びを得ることも1つの価値。
いろんな経験ができるチームだからこそ、練習では一生懸命に、
メリハリのある環境をつくれるんだろうなと思いました。
5歳から中学3年生までいるので、練習では
下の子は上の子を真似て一生懸命ついていきます。
上の子は下の子に胸を貸していいお手本になろうと努めます。
監督は僕と話す時間を優先してくださっていたため、
練習は上の子が引っ張って、みんなに指示を出しながら取り組んでいました。
指示をしていた子は中学2・3年生だったのかな。とっても立派でした!
道場というのは独特の雰囲気があって、見学へ伺う時には緊張するのですが、
宮田監督もチームの皆さんも温かく対応くださり、ありがとうございました!
また全国のレスリングを牽引するクラブを目指して活躍されることを願っています。
選手の皆さんも九州・全国での活躍を応援しております。
活動情報を掲載してますのでご確認ください!!
この度はありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
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