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プレッシャーの正体がわかるとうまくいく

「プレッシャーに弱いんです…」
「そんなにプレッシャーをかけないでください…」

「プレッシャー??そんなの感じないよ?」

この違いは何でしょう?

過去の僕はどちらかいうと前者のタイプ。
プレッシャーを感じてはプレー中でミスを連発する選手でした。

どれくらいかと言うと
サッカーでうまく相手ディフェンダーの裏に抜け出し
ボールをもらいキーパーと1対1になったシーン

味方から
「決めろ!」
の声が聞こえ、次の瞬間

身体が硬直、、

動きが鈍くなってシュートモーションもぎこちなくなり
結果相手ディフェンダーに追いつかれて決定機を逃す始末。。。

「決めないといけない」というプレッシャーに
きちんと潰される選手でした。笑

しかし今、
そうしたプレッシャーを味方につけながら
仕事も指導もできています。

仕事上、年上の指導者さんと
貴重な時間を頂きながら話すことがありますが
プレッシャーを感じない訳がありません。
きちんとプレッシャーを感じますが潰されることはありません。

サッカーの指導も、
大会になると保護者さんや他チームの評判を考えると
「勝たないといけない」というプレッシャーを感じますが
それは悪いものではありません。

プレッシャーの正体、
それはなんでしょう?

実は、プレッシャーは
「実力と期待値の差」
だったんです。

先ほどのキーパーと1対1のシーン。
僕はもともとディフェンダーだったので試合中に
相手キーパーと1対1になる経験なんてほとんどありませんでした。

だけど当時は自分の実力を見誤り
勝手に自分に期待をかけていたんです。

本来は「シュート決定率20%」の実力だったのに
その瞬間「シュート決定率100%」を期待したのです。

結果、プレッシャーを大きく感じ、、、

潰されました…笑

★自分の実力を正しく知ること
これがプレッシャーを対処する一番の方法です。

「シュート決定率20%」と正しく知っていれば
「決定率は5回に1回。入らない方が多いけど、思いっきり蹴ろう。」
と前向きに捉えることができます。

しかし、期待は自分で自分にかけるものではなく
他人からかけられるものでもあります。

★かけられた期待は”受け入れない”
これにはスキルが必要です。

期待は自然とかかるものです。
期待をしてくれていると受け止めましょう。
しかし、受け入れるとプレッシャーに感じます。

「決めろ!」

期待のかかったシーン

「(決めろって言われた。みんなはそう思っているんだ。。。)」

「(決めろって言われた。決めないといけない。。。)」

どちらが”受け止め”ていて、どちらが”受け入れ”ているか
なんとなく分かりますよね。

受け入れたらプレッシャーになり、自ら期待をかける行為に繋がります。
かけられた期待は受け止めて(もしくは流すか…笑)自ら咀嚼していくスキルが必要です。

スポーツコーチングでは
プレッシャーを感じているクライアントさんや
選手に対して内省を促しつつ必要あれば
上記のことを伝えています。

加えて、このようなことも添えて言います。
「プレッシャーを感じるのは成長を望もうとする証」
「期待がかかることは限られた人間に成長できた証明書」

そういうことが分かり
スキルも上がってきたぶん
プレッシャーに対応できる自分になりました

長年培ってきた成果がでております👏

皆さんの今抱えるプレッシャーの正体は何ですか?

2月勉強会はこちら

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