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Black Sails jr @池田小学校

5月12日、鹿児島市池田小学校ミニバスケットボールチーム

Black Sails jr さん

の見学をしてきました。

(※昨日の続き。)

体育館に入るなり、選手たち一人ひとりが

目の前に来てきちんと挨拶をしてくれます!

しかも目を見て、きちんと頭を下げて。

選手は小学生(2年生から6年生)です。

僕が小学生だった頃は間違いなくそんなことはできません(笑)

(かなり尖った少年だったので…笑)

選手たちが自然と行動しているのは

普段のチームで脈々と継がれる文化とご指導があってのことと思いました。

実は全国大会へ何度も出場している常連校です。

池田小学校は小・中・高の一貫校で

そのうちの小と高を対象にバスケットチームがあります。

warming-upでは高校生が小学生選手へ手本を見せるときもあり、

小学生にとっては高校生が身近なロールモデルです。

高校生の凛々しい立ち振る舞いが良い影響を与えているんだろうな

と思います。

サッカーでは多くの現場が、近い学年間での活動になっています。

小学生が中学生とTRしたり、

高校生が教えに来てくれたりという現場は稀です。

池田小の環境は、見ていてほのぼのしくもあり、

改めて育成は必ずしも「大人」対「子ども」だけでなく

昔の寺子屋のように上級生が年下の子へ教える機会も

大切だということに気付きました。

話は少し変わって、

学ぶべきスポーツ指導の本質は

どの競技であっても

同じように思っています。

今回2時間みっちり現場を観させていただき、

どんな現場でも活用できる「これすごくいいな~!!」

と思ったことを紹介すると

2時間の練習で<試合ー練習ー試合>をしていることでした。

サッカーでは

MーTーM(マッチ – トレーニング – マッチ)

と呼ばれる循環があります。

それは、ある日に試合を行って、

そこから得た課題や強みを伸ばす練習を後日行い、

練習を積み上げてからまた試合をするという、

成長を促すサイクルを指します。

しかし、見学した時の
Black Sail jr さんは、

20分くらい5対5をして、

その中から課題点を見つけ、

個人練習の時間をとってその課題点を重点的に取り組ませ、

また最後に5対5で改善できたかを確認するという

練習の流れをとっていました。

なぜ「いい!」と思ったのかというと

選手が練習に対してもつ目的意識が強まるからです。

そのとき見つかった課題は

「ドリブルのリズム」だったのですが、

試合で気づいた課題をすぐに練習にて落とし込むので

選手は「なぜこの練習をするのか」という目的意識を

強くもつことができます。

「試合でうまくいかなかったことを、今の時間でできるようになるんだ。」

選手たちはそう頭の中でイメージしながら練習に打ち込めるわけです。

ある日に試合を行って、

見つかった課題を日を空けて練習するのでは、

目的意識も試合の日と比べると薄くなりがちです。

2時間の練習で「試合ー練習ー試合」をする流れは

「なるほど!!」

と新しい発想を得させていただいた次第です。

やっぱり、スポーツ指導は奥深いです。

違う競技からでも学ぶことがたくさんあります。

本当はまだまだ学んだことがあったのですが、

文章力もまだ乏しく、まとまった感じにならないので

また日を改めて書こうと思います。

池田小学校Black Sails jr の田中先生、

お忙しいところありがとうございました!!

鹿児島県バスケットボール協会のページから

大会等の活躍が確認できます!!

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