僕はコーチングを生業にして開業届けを提出しました。
スポーツ関係でコーチングというと「技術指導」
と思われますが僕の言うコーチングは少し異なります。
コーチという言葉の語源は 「荷馬車」が由来とされていて
「目的地まで人や物を運び届ける」という意味を持ちます。
バッグや財布で有名なブランドの COACH のロゴも
よく見ると荷馬車になっています。
なので僕が扱うコーチングとは
コーチング≠技術指導。
コーチングを通して、
選手やチームを目的地まで届けること。
チームを指揮する指導者さん自身の目的地へ届けること。
が生業です。
それも
ただ目的地へ運び届けるだけではありません。
目的地へ向かうプロセスをより最適化し、
そのプロセスでの成長を最大化し
到達をより最短にする関わりをしながら届けます。
スポーツではトップアスリートを目指すときに
必ずコーチという存在が側にいます。
ビジネスでもそれと同じように、
目的地を持ったビジネスマンにもコーチが付いています。
なぜ目的地へ向かう人がコーチを付けるかと言うと
目的地までの多くの課題や障害を乗り越えるためです。
初めて行く旅行先をイメージしてください。
フランスの凱旋門だとしましょう。
凱旋門という目的地を設定したとたんに
予期せぬトラブルに対応して、
波打つモチベーションを整えながら、
数あるステップを駆け上がる必要がでてきます。
例えば、
飛行機のチケットをゲットする以前に
お金を貯めることが必要です。
お金を効率良く貯める方法を考えて実行しなくてはいけません。
また、いつの便に乗るかという選択も迫られます。
やっとお金が貯まり、
出発の日時も決めて運よくチケットも確保し、
もうすぐ出発となった時、
会社の仕事を同僚に任せるために、いつもの数倍スピード上げて引継ぎを行います。
帰国後忙しくならないように、残っているタスクも猛スピードで片付けるため体力が必要です。
健康が崩れないように考慮しながら諸々の作業をこなすことになります。
そして出発。
忘れ物をしていないか入念にチェック。
やっと空港についても、
飛行機のトラブルで国内で一時待機になったり、
到着しても
フランス語が分からずにてんやわんやしたり、
ひったりくりなどの不慮の事故に見舞われたりもします。
1人でこれらに取り組むと
エネルギーが乱れたり、
いろいろ考える結果、
効率的に物事が進まなくなったりしそうです。
だからコーチという存在が必要になってきます。
・・・
未だ知らない目的地へたどり着くには
多くの障害を乗り越えることが欠かせません。
多くの障害をコーチなくして乗り越えていくことは至難の業です。
スポーツ選手でもビジネスマンでもこれは同じと言えます。
ゴルフの松山英樹選手はこれまで付けていなかったコーチを付けて
今年のマスターズで優勝しました。
ある調査ではアメリカのビジネスマネージャーの約7割が
コーチを付けていると言われています。
人や選手・チームを目的地へ運び届けるときに
優秀なコーチほど
目的地へ向かうプロセスをより最適化し、
そのプロセスでの成長を最大化し
到達をより最短にする関わりをおこなう
コーチングができます。
僕はコーチングを選手やビジネスマンだけに限らず、
スポーツ指導者にも行っています。
なぜなら、
指導者の皆さんも目的地へ向かっているからです。
目的地へ運び届ける担い手として
これからも尽力していきます。
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