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「勉強も頑張って!」頑張っての裏に潜むもの

以前インスタライブで

「頑張れって言われても頑張れません」
「逆に嫌になります」

というコメントを頂きました。

「頑張れ」「頑張って」

という言葉。
日常に多様される言葉で、私も使いますが
言葉の裏に潜むものを感じました。

それは、
「(まだ頑張れるから)頑張れ」

「頑張っていない」
「まだ頑張り切れていない」
「もっと頑張れるはずだから」

という前提のもと発信されると
受け手は嫌に思います。

相手の状況によりますが
これ以上頑張れないときの「頑張れ」は
能力の無さを痛感させる攻撃だからです…。

また、努力を見てくれていない、
互いの関係もよくないときに「頑張れ」と言われても
分かってないのに言わないで欲しい
軽率な発言に聞こえる場合もあります。

「頑張れ」は
相手を応援する便利な言葉ですが
実は気を付けたい言葉でもあるんです。

ですが、、
そんな私でもついつい言ってしまっています。。。

現在、中学サッカークラブは
コロナにより活動休止になっていて
ZOOM個人面談を進行しています。

面談内容は、個人目標について考えながら
お互いチームやコーチ・選手について
聞きたいことを質問・回答するというものです。

今回詳しい中身はさておき、
彼らは本分である学業において
この時期期末テスト直前を過ごしています。

そんな彼らに
コーチ(僕)の願望を伝えたく
面談終了する捨て台詞のように
「では、勉強も頑張って!」
と気付いたら言っていました。

正直、私は彼らがどのくらい勉強を頑張っているのかわかりません。
既にめちゃくちゃ頑張っていたかもしれません。

サッカー以外に勉強も頑張って欲しい。
大人が若者に抱く願望をつい伝えていました。

良かれ悪かれ、
「頑張れ」の裏には潜むものがある
と分かっていながらも
つい言ってしまうということです。

言葉は剣。
その一言が相手にとって武器にもなり
心を傷つける原因にもなり得ます。

一言一言を大事にしていきたいですね。

「頑張れ」
だれにどんな時に言われたいですか?
言われたくないときはどんなときですか?

では!

2月の勉強会についてはコチラ

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