Blog

スポーツ指導の価値は競技力向上だけではない

お久しぶりです。
随分長くBLOGの更新から遠ざかっておりました。

今後は再び、自分がもてる洗練した情報を発信して
参りますので皆様よろしくお願いします!!

久しぶりになるBLOGは

スポーツ指導の価値について

私は今後の日本教育において「スポーツ」が重要な役割を担うと核心してますので共有します。

先ず大前提に、どんな教育が今後求められるのか社会的観点から。

これが現在、OECDが出している2030年に向けた教育指針です。

社会を構成する私たちに共通するビジョンは
一人ひとりのWell-Being(幸福)であり、その為に当事者意識(agency)が必要不可欠です。

社会を俯瞰して見つめると
・自分がうまくいかないのは誰かのせい
・自分が間違ってしまうのは教え方がよくないから
・なぜうまくいかないか分からないときはとりあえず社会のせい時代のせい

そんな他責な考えが多々あるのではないでしょうか…

また、日本財団18歳意識調査「社会や国に対する意識調査(2019年)」が面白いです。

現在の私たち若手の日本人が、
いかに自力で社会を良くしようと思う人材が少ないかが分かります。

これはこの調査に回答した18歳が良くないという話しではなくこうした教育を提供してきた私たち自身に原因があることです。

しかし、これはある意味チャンスになります。
この現状を打破できるのはスポーツ界だと考えているからです。

社会を引っ張り日本経済を明るくさせるのは
”自分の力でなんとかしよう”という「自律」ある人です。

これがOECDのいう当事者意識に近いものですが
同じようにスポーツでも言えないでしょうか??

・チームが危機的状況のとき
・頑張っているけど成果が上がらず苦しいとき
・個人としては上手くいっているけどチームがうまくいっていないとき
・順調に成長していると感じつつももっと高みを目指したいと感じたとき

そんな時に、
「誰かが答えを出してくれるだろう」「解決策はいつか見つかるだろう」
と他責に過ごす選手より、

「自分には何ができるのか」
「この状況をどうしたら改善できるのか」
「チームメイトとどう協力すると事を成すことができるのか」

と自ら考える選手は信頼され後々大きく活躍する選手になっていきます。

また、スポーツだけに留まらず、そうした選手は学校でも社会でも活躍できる資質を備えていくはずです。

私たち指導者は、こうした自律ある選手をこれまで自然と観てきていませんか?それは意図して育んだ場合もありますが、恐らくほとんどが”スポーツを通して自然と育った”のではないしょうか。

その”自然と自律した選手が育つ”が論理的・科学的に分かり指導にそのノウハウや知見が備わればこの上ないスポーツ指導の価値になるはずです。

つまり、スポーツにおけるチャンスの活かし方は
競技力向上を狙うだけでなく、全ての選手に
2030年に向けた社会で活躍する資質能力の育成を狙うことです。

これはどのスポーツ現場でも教育現場でも最優先事項として確立されなければならないこと。しかし、現場では様々な影響上、結果を出すことに躍起にならざるを得ない難しさがあるのも承知しています…。

それでも、健全な育成ができるスポーツ現場は価値があります。
健全な育成をしていく過程で自ずと相応しい結果もついてきます。

スポーツ指導は
<競技力育成>×<次世代で活躍する資質獲得>
両方が掛け合わさってこそが大きな価値です。

それ創る方法は様々ですが、私のBLOGとしては現場の価値を高める情報提供をスポーツコーチング個人的視点を踏まえて発信して参ります。

全てのスポーツ現場の社会的価値の向上を目指して。。

では!

2月にスポーツコーチング勉強会を用意してます。
詳細はリンクから確認ください!


コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

言葉を磨くスポーツコーチングの専門家

PAGE TOP