東京オリンピックが開催されますね!
22日から始まる4連休を皮切りに、日本でスポーツの祭典です。
正直、オリンピック感が少なかったのが僕の実感ですが、
スポーツ情報を確認すると、日本人選手が調子を上げていたり、
各国の代表選手たちがキャンプをスタートしたりと、
徐々に選手やチームの活動情報が増えてきました。
”無観客”な様ですが、
バッチバチに放送して欲しいです。
異例のオリンピックに対して選手たちの心境はそれぞれかと思いますが、
僕は選手のプレーに注目しています。
こんような事態でも参加することを決意して、
ベストを尽くすアスリートを応援しています。
さて、
オリンピックが開催されると同時に、
「夏」という長期休業期間に入ります。
日本スポーツの「夏」は
”リフレッシュの夏”よりも”修行の夏””訓練の夏”といったイメージですが、
この期間の取り組み一つで、チーム力の明暗を分けると言ってもいいくらい
最重要期間のはずです。
選手やチームは一皮も二皮も剥けて成長することを期待されます。
指導者としても、どのように選手たちを成長させるのか腕の見せ所です。
どのチームでも同じように与えられた「夏」の期間ですが、
では、どうしたら成長スピードを高めることができるのか。
ここに着目して一つだけ大切なことを書かせて下さい。
「夏」の成長スピードを高める為に大切なこと、それが
「目的とテーマを明確にする」
ことです。
恐らく夏季休業期間は1か月半ほどでしょう。
その期間内には強化合宿や遠征があると思います。
「目的」とは
何のための強化合宿なのか
何のための遠征なのか、
もっと言えば、何のための「夏」なのか、
はっきりしてスタートすることです。
どうしても例年通りの同じ流れで合宿や遠征を組むことがあります。
しかし、チームのメンバーや状態は昨年と今年は違うため、
例年通りの合宿や遠征でもその「目的」は変わってきます。
「目的」には「強くなるため」「うまくなるため」「成長するため」などが
よく挙げられますが、抽象的すぎると目的意識も薄れます。
「殻を破って新しいチームや自分を見つけるために」「チームの強みをどこにも負けないものにするために」
「チームメイト一人ひとりの繋がりを強めるために」「どのチームよりもハードに粘り強いチームになるために」
「スキルとフィジカルをメンタルを兼ね備えた集団になるために」「主体性の高い集団になるために」
など、明確な目的だと取り組みも強く意識されたものになります。
また、合宿が2・3回あって、遠征も数回あるとなると、それぞれの「テーマ」は若干変わります。
「テーマ」は、目的に近ずくための大きな要素になりますが、
例えば、
「競争」「挑戦」「スキルアップ」「フィジカル強化」
「チームワーク」「自己理解」「限界突破」 などです。
一回目の合宿は「フィジカル強化」だけど二回目の合宿は「チームワーク」をテーマにしよう。
と目的に応じたメインテーマを変えると行動も思考も具体的なものなっていきます。
僕の高校の頃の「夏」は、ただ「きつい」。ただ「こなそう」。
競争中でも目的が強くなかったので取り組みが薄れていました。
それだと貴重な時間がもったいないです。
ましてや1年の中で最もきつい期間。
目的意識が強くないと心もついていきません。
この「夏」は他のチームとの違いをつけるチャンスでもあり、
自己成長するチャンスでもあります。
目的を明確にもち、それに伴うテーマを決めることから始めて下さい。
一つひとつの貴重な経験がより濃いものになっていくはずです。
オリンピックもスタートします。
目的意識をもって、
スポーツ熱が高まる期間にしていきましょう!
・・・・
【お知らせ】
「夏」の「目的」をどのように設定すると効果的なのか
インスタライブにてお届けする企画が決まりました。
18日(日)21:00~
日本スポーツコーチング協会九州支部 江口真弓
と共にお届けいたします。
どうぞよろしくお願いします!
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