人は意識したものを観るようになります。
例えば、SUVの車が買いたいなと思ったら、
街中に走るSUVの車をこれまで以上に発見します。
友だちと喧嘩したとしましょう。
喧嘩すると自分は優位に立ちたいので
友だちの欠点を探し始めます。
友だちは良いところをたくさん持っているのに、
友だちの良くないところしか考えられなくなります。
人は意識したものしか観ることができません。
人の悪いところを意識したらその点しか目に飛び込まなくなります。
昨日は少年サッカーの練習。
久しぶりに5・6年生の練習をメインで担当で。
たのしかったです^^
けど練習のトレーニングとトレーニングの間
ゴールの移動をお願いした時のこと。
ゴールを運ぶ選手とそれをボールを蹴りながら待つ選手がいました。
普通なら「なんで待ってんだ。ゴール運べ!」
と言っていたでしょう。でも
「(あ、こんなときにみんな分動く選手は誰だろう~?)」
と、途中で良いところを探そうと意識を向けてる自分がいました。
そしたらせっせとゴールを運ぶ選手がきちんといるんですね。
集合してもらって客観的にみた様子を伝えました。
選手たちは叱られると思って集まっていた雰囲気でしたので
ボール蹴ってた選手は気付かぬうちに良くないことをしたって薄々気付いていたんでしょうね。
顔がこわばってる選手がいました(笑)
でも先ずチームのために行動していた選手のことを賞賛しました。
ボール蹴っている選手たちのことは触れず、いい行動をみてるよって伝えました。
そしたらその次のトレーニング中にお願いもしてないけど
待っている選手がボールを拾って中央に集めてくれてました(笑)
「正そうとするな、わかろうとせよ」
メンタルトレーナーの由利繫弘さんに教えてもらった言葉です。
あの時もし正そうとして、悪いところを指摘していたら...。
選手の気持ちを分かってあげて声かけを変えられた自分にいま拍手👏してます。
なるべく悪いところより良いところを見つけようと意識する
それだけで指導も育成も(あとこちらの精神衛生も(笑))
いい方向に転ぶんじゃないかと思います^^
では。
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