Blog

アウェイではなくホームで

アウェイだと、なぜパフォーマンスが落ちやすいのでしょう?

理由は結構簡単で、

慣れてないからです。

何に慣れてないのかというと

見るもの、聴く音、匂い、肌感覚などの

五感で感じるもの全てです。

慣れていないということは、

違和感を感じている状態になります。

違和感は集中を散漫にさせます。

だから、違和感のあるアウェイはパフォーマンスが落ちやすいんです。

コミュニケーションをとる時も同様です。

①選手を監督のもとへ呼び出して、会話するとき

②選手のもとへ監督が行って、会話するとき

会話のしやすさが違います。

選手からは、率直な意見を聞けた方が望ましいと僕は考えています。

例えば、怪我を隠されては故障の原因に繋がり、

チームにとっての有益な情報があるのに、自信が持てずに言えないと

チームにとして痛手になります。

加えて、もし意見を言えたとしても

情報は正確に言ってもらえることがチームにとって望ましいです。

では、選手の意見を聞きたい時には

①選手を監督のもとへ呼び出して、会話するとき

②選手のもとへ監督が行って、会話するとき

どちらが良さそうでしょうか?

工場で働く友だちにこんな話を聞きました。

管理職の方がラインで働く従業員さん(友だち)たちの

考えを訊こうとミーティングを開催しました。

場所は会議室で開催したところ、従業員さんからの意見はほとんど出なかったそうです。

今度は、場所を変えて食堂で開催しました。

すると従業員さんからの意見がたくさん出たそうです。

原因は、日常で使う食堂と、普段は使わない会議室の

ホーム・アウェイの違いでした。

話を戻して、スポーツの世界では

会話の多くは監督のホームでされています。

トレーニング中も監督の元に全員が集まります。

個別で話す時も監督の元に選手を呼びます。

それで両者が意見を素直に包み隠さず言える関係なら

全く問題なくて、素晴らしく思いますが、

だいたい選手からすると指導者のホームに行くときは

緊張したり、不安になったり、恐れを抱いたりします。

そのため意見が言いにくかったりで、

選手にとっての有効な会話が出来なくなります。

なので、

選手の意見を聞きたいとき、

選手のホームで会話をすることがお勧めです。

『奇跡のレッスン』という番組に出演する

世界トップクラスのコーチたちのほぼ全ては

選手のホームで会話をしています。

選手と会話するときは、選手の元に足を運んで

会話することも大切なんだなくらいに

感じてもらえると幸いです。

(※全てがこの様ではありません。TPOによって会話する有効な場所は変わります。)

では!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

言葉を磨くスポーツコーチングの専門家

PAGE TOP