ブログ「総戦力」

【スポーツで言語能力を育む!】選手の会話量を増やすメリットと方法

この記事は、
「選手のコミュニケ―ションが少ない…増やしたい…。」
「もっとプレー中に会話できる選手になって欲しい。

というスポーツ現場の課題を少しでも解決するヒントを紹介しています。

スポーツ現場にいるとよく耳にする、選手やチームのコミュニケーション能力不足。
それを取り戻すキーワードは“話す割合””安心感”です。

✅ 内容
1.指導者と選手の話す割合
2.時代背景からみるコミュ力の必要性
3.選手の会話量を増やすメリット
4.話させ上手な❿のポイント
5.そもそも人は安心しないと本音を語らない

ではそれぞれ紹介していきます。

■ 指導者と選手の話す割合

みなさんの日常のスポーツ現場では、指導者が話す量と、選手が話す量は、
どちらが多いでしょうか?

恐らく、指導者の方が多い事でしょう。
これは一般的にどのチームでも同じです。

では、それぞれの割合はどうでしょう?

・指導者9:1選手
・指導者8:2選手
・指導者7:3選手

こんな構図が現在のスポーツ現場です。
技術の伝達をお仕事とするスポーツ指導者なので比較的当たり前です。
でもどこか、
「もっと選手が話して欲しい」「もっと自分たちで会話して欲しい」
と思う指導者さんが多いことと思います。

また、話す割合でいうと

・指導者5:5選手
・指導者4:6選手
・指導者3:7選手

を望む指導者さんがいるのではないでしょうか?

■ 時代背景からみるコミュ力の低下

そもそも現代社会は、コミュニケーション能力の低下が顕著だというデータが出ています。

大きな理由は「超便利社会」の影響です。
”暇つぶし”が簡単にできるようになりました。
コンビニに行けば、本の立ち読みができます。
テレビや携帯に至っては、一日平均3~4時間利用しているそうです。
つまり、「超便利社会」によって、
人と話さなくても過ごせる社会になっているという訳です。

だからスポーツ現場でも選手の会話が少なくなっています。
ですが理由はそれだけではありません。
もう一つ、選手のコミュニケーションを妨げる原因があります。
それは「正解主義」です。

指導者はこれまでの経験からプレーにおける良し悪しが分かります。
故に指導者なりの”答え””正解”を持って指導します。
そのため、選手が話そうとしなくなるときがあります。

もともと考えはあったけど、否定される経験を繰り返すことで
コミュニケーションをすることが嫌になってしまうからです。
これは行動心理学・行動分析学でいう
「条件付け」や「条件反射」といって嫌な思いを繰り返すと
行動は減るという人間の性質です。
つまり、間違いを良しとしない「正解主義」が、
選手のコミュニケーション機会を奪いコミュ力低下の原因となっている可能性があります。

■ 社会的なコミュ力の必要性

しかし、社会ではコミュ力が高い人材が必要とされています。
日本経済団体連合会の新卒アンケート調査では
企業が新卒者の選考にあたって特に重視したことの
二位が「主体性」
一位が「コミュニケーション能力」でした。

2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果

理由としては、
①組織として他者と関わりながら業務を進めるから
②一人で完結する仕事はなく、性格や価値観や世代の違う人と仕事をするから

などが挙げられます。

しかも16年連続コミュニケーション能力が特に必要視され、
スポーツ界でも競技力向上+コミュニケーション能力の重要性を
強く感じてきていることでしょう。

■ 選手の会話量を増やすメリット

以上のことから選手の会話量が増えることは、
将来的な選手の社会的活躍に繋がります。

では、選手の会話量が増えることによる直近的なメリットを考えると
・指導者が選手の考えを知れる
・選手同士で課題解決ができる
・チームワークが良くなる
などが代表的です。

他にも、選手の会話量が増えることによって、選手自身にこんな良いことが起こります。

・自ら考えてプレーする選手を育てたい!
・自信があり、積極的な選手になって欲しい!
と思う指導者の方は、選手の会話量を増やすことをオススメします。

■ 話させ上手な❿のポイント

では、どうしたら選手の会話量が増えるのか紹介します。
それが指導者の「話を聞く力」
話させ上手な指導者ほど、選手の会話量は増えていきます。ポイントは10コあります。

❶~❺は、指導者の「表情・姿勢・態度」といった、選手が”視覚的”に受け取る情報です。
ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)とも言われます。
❻~❿は、指導者の言葉によって発信し、選手の”身体的””聴覚的”に受けとる情報です。

❶~❿ができると、選手の会話量は格段に増えていきます。

■ 会話は安心づくりから

また、安心して話せる状態をつくってあげることも
選手の会話量を増やしたいと思う指導者の役割です。

「話しても攻撃を受けないんだ。」
「話しても嫌な思いをしないんだ。」
「話したらいい事がおこるんだ。」

といった話すことへの安心を感じる経験が多いほど
選手は会話量を増やし、言語能力を習得していきます。

相手に安心感を与える方法は、
・笑顔でいること
・相手を理解すること
・同じ考え、同じ行動をすること
・相手の良さを伝えること
・相手の慣れている場所で過ごすこと
などがあるので試してみてください。

■ まとめ

この記事では、選手の会話量を増やすメリットと方法を紹介しました。

✅ まとめ
・スポーツは指導者が話す割合が大きい
・「正解主義」が選手の会話する機会を奪うかも
・企業はコミュ力の高い人材を求めている
・選手に会話が増えると選手自身の成長が高まる
・指導者は「話させ上手」であること
・安心づくりも指導者の役割

僕はスポーツのコミュニケーション専門家として、より具体的な「話しの聞き方」や「安心づくり」の方法を即実践できる形でお伝えしています。指導者の皆様へスポーツコーチングを身に付けるプログラム「スポーツコーチング基礎講座」も提供していますので、ご気軽にお問合せください!こちら11月中旬に説明会を用意しています。

チームに関わる皆様が、話させ上手・安心づくりのプロになり、選手の力を最大限に引き出して、将来的な活躍を拡大されることを願っています!選手が自ら会話する機会が増え、チーム力も選手一人一人の成長も感じられるスポーツチームが増えると良いですね。


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