日本社会では
何かミスをしたときに
ミスに対する原因解明や改善を図る
アプローチが非常に多くあります。
失敗の話題が多いんです。
スポーツの現場でも
大きな声で飛び交う言葉の9割が
失敗に対する話題です。
ダメという訳ではないですが、
成功に対する話題もその分増やしてあげるといい
と思っています。
理由は、成功の記憶が残り、次の成功イメージが付きやすく、
将来的なパフォーマンスが高くなるからです。
失敗に対するリアクションをたくさん受けた
選手たちはどうなるかというと
挑戦しようとしなくなります。
挑戦しなかったら失敗もしないからです。
逆に成功に対するリアクションをたくさん受けると
選手たちは挑戦を繰り返します。
その差は歴然で、特に人格形成される15歳くらいまでの期間に
挑戦をたくさんできると
スポーツを引退したその後でも
何か新しいことに挑戦したり、
新しい発想、新しい方法をどんどん試していきながら、
人としての成長スピードを速めることに繋がるとも思っています。
だから上手くいって良かったねだけに留まらず、
上手くいった原因は何だったのか
成功にはどんなコツがあるのかなど
選手やチームと一緒に話す機会をつくり
偶然起こった成功を必然に変え、再現性を高める
時間も必要だと思っています。
ちょっと話がこんがらがるかもしれないですが、
アメリカやヨーロッパの育成現場では
非常に失敗に対してwelcomeだと聞いたことがあります。
理由は学習効果が最も高いタイミングは失敗した直後だからです。
そのことを知っているから、
失敗に対して、批判や批難ではなく
「ナイストライ!」「ネクスト…??!」
と、次はどうすると良い?
のように、失敗した行動に対して最後は成功のイメージを持たせて
会話を終えていると言います。
そんな土壌が培っているからポジティブ且つチャレンジングな
ビジネスマンが海外では多く存在するのかななんて思います。
そもそも、失敗に対する話題が多いと、
本来楽しくしてプレーしている選手たちの顔が
だんだん暗くなっていきます。
僕はその変化をみていくのがとっても嫌で仕方ないです。
スポーツをするならその逆をいって欲しいです。
だから、成功の話題が増やす!
それが僕の一つの願いです。
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