サッカーで、「相手にもっと寄せよう!」
と良く言います。
僕も結構言ってます。
けど、当たり前のように通じると思っても、
思うようにいかないことがあるんです。
言ってるのに上手く伝わってないという経験
指導者の方なら一度に限らずたくさんあるんじゃないでしょうか?(笑)
「相手にもっと寄せよう!」
というフレーズは、実は選手によってわかりずらかったりするんです。
キーポイントは ”もっと” です。
想いが届かない選手の多くは
”もっと” がどのくらいなのかわからないんです。
「もっと寄せろ!」と言われて、たしかにさっきよりは寄せれたけど、足りてない…
だからもう一度「もっと寄せろ!」と怒られる…(笑)
そんなパターンがどの現場にも往々にしてあります。
この場合、”もっと” とはどのくらいの距離感なんでしょうか?
言葉は人それぞれ捉え方を変えるという特質があります。
指導者にとっての ”もっと” は2mだったかもしれません。
けれど、選手にとっての ”もっと” は 50㎝ かもしれなんです。
このことを知っているだけで、指導も精神衛生上、気分は楽になります(笑)
だから「あ、これ伝わらないパターンだな….」と思ったら、
「相手にあと2m寄せよう!」
と言うと伝わったりします。
「相手にあと2歩寄せよう!」でもいいかもしれません。
日常多く使うことば、結構曖昧な言葉が多くて、捉え方がそれぞれ違うケースが多いんです。
他の例でいうと、
「大勢の前だと緊張します…」
の場合の ”大勢” とは何人からを言いますか?というもの。
僕の場合は300人くらいが大勢になるんですが、
おそらくみなさん全員とは同じではないはずです。
このようにスポーツでは捉え方が異なる言葉が多く飛び交います。
だから使う言葉の意味を統一するという作業が
指導者にも選手にも必要です。
「「ライン!」と言ったら、ディフェンダーの4人のポジションを揃えることだよ」
とか
「「ギャップを狙え!」と言ったら、相手と相手の間にパスを通すことだよ」
とか。。
人によって言葉は捉え方が違うという前提があるので
言葉の捉え方を同じにする作業が重要だったりします。
もしかすると日常生活にもあてはまることかなと…。
みなさんの場合はいかがですか?
言葉の捉え方を同じにする作業をしておくと、
後々事がスムーズに進んでいくんじゃないかと思います!
では!
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