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ゾーンの状態を目指す

おはようございます。
スポーツコミュニケーションアドバイザー&コーチ
田原直弥です。

昨日はJICAの同期隊員と近況報告

主役はバレーボールの指導でラオスに渡ったアッキー!

1年間日本で待機をして2021年4月11日にようやく赴任しました。

Insta liveで。左下アッキー(バレーボール隊員@ラオス)はラオスビエンチャンのホテルから。右下ハチ(サッカー隊員@東ティモール(派遣待機中))

現地での様子を聞いてると

とりあえず隔離環境が良い。

そして、日本よりコロナは安全ぽい。(笑)

国によってそれぞれみたいです。

現地の情報を随時共有しようと約束したので
今後も彼の海外スポーツ指導の活躍に目が離せません。

今日はコメントからテーマを頂き、

スポーツにおけるゾーンの話をコーチングの視点から。

「無我夢中」「全集中」「潜在能力」

時間なども忘れているし、どうやったか言われても自分でもわからない。

気付いたら自分でも考えられないような素晴らしいプレーをしている。

そんな状態をゾーン(フロー現象)と呼びますが

それはどうやってつくり出されるか。

(この点を僕が考える全てを書くと文字数が多すぎるので概要だけ)

ゾーンについて結論を冒頭で書くと誤解が生まれやすいですが、
恐れず書くと、「欲求が満たされている」ことが鍵だと考えます。

人は生まれながらにして、行動を起こすときには

すべてが「動機」から始まります。

動機を説明するのにわかりやすいのがマズローの5段階欲求ですが、

要は、欲求を満たしたい(という「動機」がある)がために人は行動を起こします。

スポーツコーチング基礎講座用資料より。

どうにか生き延びたい。(生理的欲求)
危険にさらされず安心安全でいたい。(安全・安心欲求)
所属するコミュニティがあり、自分を知ってもらいたい。(所属・認知欲求)
することやることに対して認められたい、受け入れられたい。(承認欲求)

全て、自分だけではなく、他人からの影響を受けて満たされていく欲求です。

これらを全て満たせると、人は「自己実現」へと向かい始めます。

なのでコーチングではこの欲求を満たしていきながら、
当事者をフォローしていくわけですが、

自己実現の領域に入った時点で人は行動が加速するんです。

つまりは自分がコントロールできる全てのことに意識を傾け、

常に在りたい自分、なりたい自分に対して、ベストを尽くそうとします。

基準は他者ではなく自分です。

よくヒーローインタビューで、ものすごいパフォーマンスを発揮した選手の発言で

「とにかく自分の力を全力出すことに集中しました。」
と言う選手が多くいます。

承認までの欲求が満たされて、自己実現に向かっているからこそ出る発言かと思います。

ゾーンの話に戻すと、
「無我夢中」「全集中」「潜在能力」

と呼ばれるキーワードの状態になるのに、

誰かに影響を受けて行動する人はなれないんです。

することやることに対して認められたい、受け入れられたい。

という動機であると、どうしても他者を気にします。

他者が気になるあまりに集中も散漫します。

集中が散漫するとパフォーマンスのベストは発揮できません。

よって、ゾーンの状態は創り出せない。

そういった考えです。

だからまとめると、

ゾーンを目指すには

「欲求が満たされている」ことが鍵になります。

ではどうすると欲求は満たされるのか?

という話になるので、これ以降はまた後日お話しします。

では!

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