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「質問」による効果

人は”問い”をもってこそ考え始めるそうです。

何も「?」がないところからは考え始めません。

自ら考え判断し行動できる力が求められるご時世で

【”問い”を立てる】ことがまずは大切になります。

よく「社会に疑問をもって生活してみるといいですよ。」って言われますが

このことです。

”問い”の量と質が考える力を備えることに起因します。

どんな”問い”が有効かは、恐らく経験値や知能によって異なるので今回は置いておきますが、

スポーツにて選手に考える力を備えたいときの有効な方法が「質問」です。

「質問」の効果には、大前提として「相手が考え始める」ことがありますが、

他に大きく2つの効果があります。

1つ目が、「視点を変える」ことです。

僕たちは日常目の前に起こることに一生懸命に生きています。

サッカーで例えるならプレーしている最中には、

ボールの動きと視野の範囲の味方と相手の様子を一生懸命に観ています。

でも、他の部分は見れていません。これを「盲点」と言います。

「質問」によってプレーヤーが見ることができていない、「盲点」の部分に視点を移してあげることが

「質問」による1つの効果です。

2つ目が、「フックをかける」ことです。

フックとは「引っ掛かり」の意味です。質問は時に難しく、その場では解答できないことがあります。

でも本人の心や頭にはその「質問」は残るという事です。

例えばですが、

「セブンイレブンのロゴの色は何色と何色と何色がありますか?」

・・・

正解は…

言わないでおきます。

多分ですが、この質問に真剣に答えようと思い、けれども答えが浮かばなかった人は、

今日過ごしていてセブンイレブンを見かけたとき、何色があるのか確認していると思います。

なぜなら「質問」されたことに対して解を導こうと気になっている状態だからです。

これが「質問」による2つめの効果です。

僕たちはこの「質問」の効果を分かっているので選手や相手に有効に使い分けています。

考える力を備えるために”問い”を与えることは指導者のお仕事でもあります。

効果を狙って、「質問」していきましょう^^

では!

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