Blog

「絶対に負けられない戦いが…」

2月1日におこなわれた
サッカー日本代表 対 サウジアラビア

守備では縦の侵入コースを消して一人ひとりが
近い距離感でコンパクトフィールドをつくり続け
攻撃では個の強みを活かして得点まで繋げました👏👏

W杯予選グループリーグ1位2位の直接対決でしたが
終わってみれば「2ー0」の快勝!
素晴らしいゲームを代表選手が見せてくれました。

結果は良かれ、いつも当たり前のように聞いていた
フレーズが気にとまりましたので共有します。

絶対に負けられない戦いがそこにある。

試合開始直前にテレビで言われ続けているフレーズです。
これ聞いて皆さんが選手だったらどう感じますか?

どんな選手でも必ず緊張には直面します。
あのイチロー選手でさえ、2000本という記録を目前にして
試合前は吐いていたと言われるほどです。

もう代表選手も聞きなれているからこのくらいでは
大丈夫だろうと私自身も認識していたのですが、
ふと感じたのは、

多かれ少なかれ、この言葉は選手に影響を与えている
ということです。

代表選手たちはこうしたストレッサー(ストレスを感じる対象)に対する
対処法や心構えを持ち合わせているため
気にならないのかもしれませんが
ストレッサーは無いほうが負担も掛かりません。

絶対に負けられない戦いがそこにある
というフレーズは視聴者の意欲をそそりますが
選手にとってはストレッサーです。

何かいい他のフレーズはないでしょうか??(笑)

皆さんのご意見聞きたいです。

あと、違う視点で言うと、、、
「絶対に負けられない戦いがそこにある」
と聞いた私たち視聴者が、この言葉によって
勝利至上主義に傾きがちになってしまうのが
若干の懸念点です。

今回は良かったですが、結果が伴わなかった場合、
世論からバッシングを煽る火種になっていないでしょうか?

私は、勝って当たり前というニュアンスが
この言葉から伝わってきます。

勝つのは全く当たり前ではありません。
今回のサウジアラビア戦、キャプテン吉田選手不在の中
予選リーグ無敗の相手に対して
勝てたことは素晴らしいことでした。

たまに見てて思うんです。
負けたから、いい試合ができてないからで
そこまで批評するか
ってコメントを。。(笑)

まあそうしたコメントは期待や愛情の裏返しなんですが。
この結果を楽観視せず、次も応援できたらと思います。

改めて、「絶対に負けられない」
というフレーズをどう思いますか??

では。

2月勉強会の日程はコチラ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

言葉を磨くスポーツコーチングの専門家

PAGE TOP