「若手指導者の特権は動けること!」
学生コーチを始めたての頃、先輩コーチに言われたことです。
指導ノウハウがどうのこうのではなく、一緒にプレーすることが選手にとって最高の教科書になる。
選手は若いコーチと一緒にプレーすることに対して楽しさを感じる。頑張ろうと思える。
そして何より、選手は指導者を知ることができる、指導者も選手と良好な関係をいち早く築くことができる。
動ける限り選手と一緒にプレーすることはメリットが多いです。
そもそも、「一緒に同じことをする」という行為は最良なコミュニケーション。
一から百を指示・命令するコミュニケーションより、「見ててね。こういう時はこうするよ」と
見せて伝えるコミュニケーションは選手に届きやすい方法です。
また、選手と指導者の関係性を考えた時良好な関係とは、
主従関係でしょうか?または
師弟関係でしょうか?
僕はどちらでもないと思っていて、選手と指導者は提携関係。
つまり、お互いの役割や負う責任は違うものの、両者が対等であり、
それぞれのリソースを目標に向けて全て使い合う関係が良好であると考えます。
指導者ができる限りのプレーをすることで選手に届けられるリソースがあります。
ましてやグランドやコートの上では誰もが対等な関係でプレーできます。
対等な状態で真意を見せ合う瞬間があるのとないのとでは指導を委ねる信頼度合いも変わってきそうです。
さらに、キツイ練習の時こそ一緒にプレーすることが良いでしょう。
”共に”や”同じ”がキーポイントです。何かを一緒に乗り越えたり成し遂げたりした時人は相手に心を開きます。
すると、選手から指導者へのコミュニケーションが増え始め、わからなかったことに気付くことができます。
選手と共にする。選手と同じことをする。
これがチームの良い循環を生みます。
足早に指導者がプレーするメリットを書きました。
若手指導者の皆さんはどうですか?
ちなみに僕はまだ高校生と一緒に走るくらいの体力はギリ持ち合わせていて、
夏合宿も一緒に走りました。
すると選手から歩み寄ってくることが増え、頻繁に会話するようになりました。
僕は立場上、選手の思考を整理したりメンタルサポートする役割なので
選手との信頼関係は必須です。
その点でも一緒にプレーすることはメリットがたくさんある訳です!
では!
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