スポーツで選手の育成に携わってますが、
いかに選手がスポーツ選手として成長し、
いかにチームや個人として競技成績を残すかが
これまで重視されてきました。
そのために、厳しい試練も与え、もっと成長するように
選手にミッションを多く与える訳ですが、
今スポーツを通して大切に感じられているのは、
競技力向上以外に何が向上できるか
です。
僕は、徐々に社会がその傾向を求めてきたように感じます。
スポーツをすることで、
競技力の向上然り、人間性も育む
ということは、どのスポーツ現場でも認識されていることです。
では、どんな人間性を育むことが、
これからの社会において大切になるのか
が今回の論点です。
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現在、スポーツをするお子さんがいる保護者の殆どが
スポーツを通して、競技力以外のことも伸ばしてほしい
と望んでいます。
理由は、全ての選手がプロ選手になれないことを知っていて、
全てのプロ選手がキングカズのような偉大で長いアスリート生活を過ごせないと
認識しているからです。
そして、大人の多くの方は、
スポーツ選手のセカンドキャリアの問題に気付きつつあります。
そんな中で、
昔のように競技力向上のみやっていれば、
将来は大丈夫だ!
と胸を張って言えることは難しくなってきたのではないでしょうか。
だから、スポーツを通して、
競技力向上+α の部分がもの凄く注目され始めました。
とくに、+α は
激動する社会を生き抜く術にリンクする力が求められています。
昔みたいに言われて従順に動ける力 ではなく
今後は 自ら考えて判断して行動する力 や
正解のない社会で、自ら最適解を導き出して創造を形に変えていく力
が求められていくわけです。
スポーツ界では、現在、徐々にではありますが
どこのチームが、どの指導者が、
スポーツを通して、今後の社会で活躍できる力を養うことができるのか
を重視される傾向にあります。
いろんな方と話していて、僕は非常にそう感じています。
少しずつ、社会が求めるスポーツへのニーズも変わっているところです。
変化を敏感に感じていきながら、
柔軟な思考を用いて
10年後に活躍する人材のために
今はどのような育成がbetterなのか追求する必要があると思っています。
では。
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