コーチングというと、私たちのスポーツ界では、
「技術指導」と思われがちですが、そうではありません。
コーチの語源を辿ると、「荷馬車」とあり、
「目的地まで運び届ける」という意味を持ちます。
スポーツで置き換えるなら、
「プレーヤーが”なりたいと思う自分”へ近づけるサポート」
になるでしょうか。
そんなコーチがグットコーチだと日本スポーツ協会も
投げかけていますが、グットコーチの心得もあります。
それが、PATROL。
頭文字をとっています。
実はスポーツ指導資格を持っている方は、必ずこの内容を授業で受けています。
(僕もサッカーのライセンス取得でこの内容を受けました。)
けれど、スポーツ現場をみると、どうもこのPATROLがまだ多くはないように思います。
もちろん「知っている」と、「できる」はまた別ですが、
選手に対するリスペクトが欠けていたり、
一方的な話になってしまって選手の話しを聞けなかったりと、
そんな光景が多く見られます。
指導資格の取得の際に、この内容を受けるけれど、
どうして現場で反映されないのか?
それは、行動にしにくさにある思いました。
例えば、Acknowledgement
Acknowledgment :「承認しましょう」
プレイヤーの意志を尊重し、その行動や言動を承認することが重要です。自
らの存在を認められることが、プレイヤーにとって大きな励みとなるのです。
これは、どのような声掛けが承認になり、どんなタイミングで声掛けをしてあげることが一番の承認を満たす行為なのかわかりません。
要するに、現場で反映できるレベルまで具体的になっておらず、
読んだ人の感性や捉え任される文言になっています。
だから受講はするものの、現場で反映されにくのかなと思いました。
そもそも忘れている、気にしていない、などの指導者の方もいるかと思いますが、
そうじゃない方に向けて、今後
PATROLの具体的行動も踏まえながらお伝え出来たらと思います。
けれど、このPATROL。
とっても大切なことですよね。
スポーツはプレーヤーファーストですから、
スポーツに関わる全ての人のPATROL力がより上がってくるといいなと思います。
僕もがんばります。
では。
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