鹿児島市から委託を受けて
地域のための事業支援や関係人口を増やす場づくりを
行っている団体 Ten-lab(テンラボ)さん
の代表とお話する機会を頂いて、興味のあったまちづくり
についてお聞きしました。
Ten-lab という団体は、地域活性の一躍を担う
いわば地域プロデュースのきっかけづくり
を支援する集団で、具体的には
鹿児島の未来を創る会議『鹿児島未来170人会議』や、
まちと人を繋げるプロジェクト『Play City Days』を
市から委託を受けて運営されています。
伺った目的は、地域課題を知ることでした。
もっというと、鹿児島を知ることです。
スポーツの育成現場に足を置いて、本格的に活動をしていますが
最終的に叶えたいことは、
スポーツをプレーする彼らが、スポーツで活躍しきった後に
社会に飛び出たときにも同様の活躍ができるようにすることです。
だからスポーツ活動の価値を社会で活躍する要因へリンクさせないといけません。
そのため、プレーヤーに関わる大人が社会課題について知っている。
地域の課題について知っている。
もっといえば、今の鹿児島市では
どんな取り組みをしていて、
数年後の未来をどのように構想していて、
そこで活躍する若手はどのようなスキルや経験をもった人なのか
理解している必要があると思います。
でないと、スポーツを通して未来で活躍できる人が多く育たないと思うんです。
でも、指導者さんは目の前の子の成長に
ものすごく丁寧に熱量高くご指導されます。
故に地域という大きなフレームに目を向けることがなかなかありません。
であれば、現状を俯瞰して視やすい立場である自分が、
地域や社会課題を認知して、地域課題と指導者意識を繋ぐ
パイプ役になれればと思っていろいろ考えています。
これらを踏まえて、今日はお話を伺った訳ですが、
昔は地域で困ったことがあれば、住民同士で助け合う風土があったが、
潤沢な時代に困りごとは市に任せるようになり、
今では市の負担になっていることが増えたことが1つの課題だそうです。
(例えば、歩道や公共施設の清掃活動など)
また、激変する社会において、創造性があり、再現する力のある人材が
どんどんこの町に増えて欲しい想いも持っています。
そこで、スポーツを通して、
中長期的にこの社会課題を改善していくには
スポーツを通して培う要素を
競技力のためのスキルやテクニックに限ることなく
育成しなくてはならないと改めて感じた限りです。
具体的な方策はまた今度に書くとしますが、
とにかく、地域の未来に強くつながる要因をジュニアスポーツから創っていきたいなと思います。
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