このタイトルについて、
僕の一意見を記述します。
あくまで一意見で参考としてください。
選手に対する指導者からのアプローチで、
「たくさんほめましょう」とか
「たくさん質問して意見を聞きましょう」とか
よく耳にすることがありますが、
それだけでは往々にしてはうまくいかないと思います。
確かに、僕も選手の成長や挑戦をたくさん見つけて、承認してあげることを
大切にしていますし、
選手に問いかけて思考をめぐらせて創造性や考える力を養わせてあげたいと思っています。
が、
何でもかんでも、そうやってるだけでは味のない指導になってしまう気がします。
例えば、明らかに手を抜いたプレーをしている時
「もっと力を発揮するためにはどんなことが必要かな?」
なんて問いかけはしません。
手を抜いていた選手がやっと力を出し始めたときに
「そうだ!いいぞ!よくなってるぞ!」
なんて褒めません。
なぜなら、手を抜くという「相手に対してリスペクトを欠く行為」
を僕は認めていないからです。
だからそんな時には厳しく言います。
また何について厳しく言うかという
項目をいくつか挙げると
①プレー基準に反した時(手抜き・暴言・暴力)
②人や物を大切にしなかった時(いじめ・見下し)
③チームのルールや約束を破っているとき
主にこの3点だと思います。
元ビジャレアル育成コーチの佐伯百合子さん著書
『教えないスキル』
にも書いてありましたが、スペインサッカーでさえも、
選手が自ら考えて判断できる力を育成年代から磨こうと
教える指導から「教えない指導」(厳密に言うと答えを与えすぎない指導)へ
抜本的に切り替える時に、全てのプレーに「いいね」
としてしまう期間があったと言います。
その期間には当初の熱血指導がグランドになくなったそうです。
それでいいのか改めてチームで確認したところ
アティチュード(姿勢・態度・取り組み方)
において手を抜いていた時に指導者は選手に感情をだしていいのでないか
という見解になったと書かれています。
僕も厳しくすることはあって良いという意見です。
そして何について厳しくするかというと上記の3点に対してです。
しかし、その他の点では、プレーヤーファーストを選択したい派です。
本気でプレーした先に起こったミスに対しては寧ろwelcomeです。
プレーに対して上手くいっていないことに目を向けず、
上手くいってなくても挑戦し続けていることに目を向けたいです。
また、うまく行くように教え込むのではなくファシリテートします。
ときに※率直なフィードバック
※例えば、何本もシュートを打っても外してしまう選手に対して
「決めてくれないと困る。」
「数あるチャンスを決められないと器用できない」
と現状のままを言うこと
はしますが、※批難や※批判による厳しい声掛けはしません。
※批難…「決められないのかよ、何やってんだよ」
※批判…「決めれないって全然だめじゃん」
→→両方とも指導者の感情による評価が入っています。これはプレーヤーファーストにはならないと思っています。
皆さんは何について厳しくされますか?
個人的な一意見を述べさせていただきました。
では!
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