ブログ「総戦力」

ヘルプとサポートとフォローの違い。

僕たちの暮らしには、似たようで意味が異なる言葉がたくさん存在します。

スポーツでも同じような意味で使われる言葉が数多くあって、

知らず知らずのうちに曖昧のまま使っていることが多いです。

例えば、

ヘルプサポートフォロー

この意味の違いは知っていますか?

検索するとどれも同じように

「支援する」「助ける」などが出てきますが、

今回はそれぞれを紐解いていきます。

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ヘルプ

肩代わりして相手を助けるときに使います。

バイトで「ヘルプに来ました」という言い方をよく使いますが

相手の代わりになって役割や仕事を行う意味として使われます。

またヘルパーという職種があります。介護士さんのことです。

ヘルパーさんは、日常生活に支障がある方の生活介助をしています。

身体が上手く動かせないその代わりとなって生活を助けるお仕事です。

なのでヘルプは「支援する」「助ける」という意味でも

肩代わりするという意味合いが強いです。

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サポート

相手が活動を続ける前提で相手にできないことを補うときに使います

サポーターには「応援する」「支える」という意味もあります。

よくアスリートに怪我の処置としてテーピングなどのサポーターを施すことがありますが

アスリートが競技を継続する上で助ける役割を担います。

ヘルプとの違いは、行動を行う人の割合です。

ヘルプは助ける人がメインの活動を行う割合が高いことに対して、

サポートは役割は違えどメインで活動する割合はプレーヤーとサポーターの半々になると捉えます。

フォロー

相手の行動が継続的に行われているか確認するときに使います。

フォローには「追跡する」「後を追う」などの意味もあります。

InstagramやTwitterなどではアカウントをフォローすると言いますが

相手の発信や行動を追いかけることを指す表現です。

スポーツでも「味方をフォローしよう」と言いますが

メインで行動している選手の行動を確認しながら

もし不足していることがあればその都度有効な関わりをすることがフォローに当たります。

ヘルプとサポートとの違いは

フォローは常に行動するのではなく、定期的に行動することにあります。

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ヘルプとサポートとフォローは

似たような言葉だけど意味が違うよって話でした。

実は指導現場、教育現場を観ていて

「ヘルプ多くない?」「フォロー少なくない?」

など思うことがあります。

大人が子どもに対してヘルプばかりの「助け」だったら子どもはどうなるでしょう?

子どもが自立して欲しい、選手が自ら考えて行動できるようになって欲しいとの願いは

このヘルプ・サポート・フォローの割合にヒントがあるかもしれません。

また今度そんな話をしようかな!

では。

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言葉を扱うスポーツコミュニケーションの専門家

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