人間がコミュニケーションをとるようになったのは
いつか知ってますか?
僕も驚いたんですが、
ヒト属という長い歴史を辿ってみると
意外と最近のようです。
『サピエンス全史』
という有名な本があります。
”上”だけ読みました(笑)
”下”も手元にありますが、気合いが未だに足りません(笑)
その上巻に書いてあったことの記憶を辿ると
ヒト属は250万年から誕生していて、
脳が突然変異した後に人類として発展し始めたのは7万年前から
だとありました。
厳密には60万年前から音声器官は発達しはじめていましたが、
集団生活をし始めて、互いに意思疎通ができるようになってきたのが
7万年前からだったそうです。
ホモサピエンス史的には最近ですね(笑)
でも、僕たちは細胞レベルで、
7万年間”も”コミュニケーションを必要としてきました。
理由を簡単にまとめると、人類が生存していくためです。
集団で生きるという知恵を授かり、
力の強い者は狩りへ、力の弱い者は採取へと
役割分担がされるようになりました。
コミュニケーションによって、命の危機を回避してきたのです。
だから現代でもコミュニケーションの頻度や質によって
時に命を脅かします。
フランス革命があった産業時代に
ある実験がありました。
戦争で孤児になった赤ちゃんを集めて、
食事は与えるけど、一切ふれあうことはしない
という実験です。
目も見てはいけない、笑いかけてもいけない、話しかけてもいけない、
ただただ食事を与えてるだけです。
するとどうだったでしょう。
赤ちゃんたちは実験期間、誰一人として生き続けることなく、
全員亡くなってしまったそうです。
また東日本大震災のときには、こんなエピソードがあったことが
僕の心に残っています。
それは、多くの救援物資が運ばれる中、
現地の人たちが一番望んでいたことは、
話を聞いてくれるカウンセラーさんの存在
だったということ。
”ふれあう”ということ
”話をする”ということ
人が心地よく生きていくために
一番大切なことです。
スポーツでもこのことは変わりありません。
コミュニケーションがうまくとれないチームは
脆く、崩れやすいです。
トラブルのおこる大体の原因はミスコミュニケーションです。
長い歴史を築いてきた人類にとって
一番重要なコミュニケーション。
その力を磨き続けることは、とっても大切なことなんです。
だから僕は追求し続けようと…。
特にスポーツの現場で!
これからも頑張ります。
では!
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