4月28日(木)
鹿児島市 少年サッカークラブ Fクオーレの高学年(約30名)にmeetingを開催しました。
低学年の選手とは関わりがありましたが、
高学年の選手とは初めまして。
前日に監督から「直弥からみて彼らにアドバイスしてあげて」
という要望に対して、
初めましての人からもらうアドバイス以上に、選手自らが何かに気付く機会の方が効果的に思い、
「未来の自分からアドバイスをもらおう!」
というテーマで所要時間40分ほどかけていろいろ取り組みました。
今回のmeetingは自己紹介を兼ねて、僕の生立ちを事例に、
人はどんな感じで成長していくのか知り、未来の理想の自分の解像度を高め、
それに向かうために今の自分へ自覚を促すことを狙いました。
「未来の自分からアドバイスをもらおう!」
1.自己紹介
対象の選手たちが4年生~6年生だったこともあり、
小3と小6の頃の自分を紹介することからスタート。
昔と今のあまりの違いに選手たちはきょとんとする感じ。(笑)
それから中学・高校の自分を紹介。
中学のちょっとやんちゃそうな時代を経て、残っているのはネタの写真しかないけど、
真面目にサッカーはやっていたってこと、なんとか分かってもらえたかな??
サッカーの指導を始めたきっかけがクオーレだったこともあり、
高校卒業してからもサッカーコーチを続けつつ、
社会人になってからのことや、小学校教員、JICAのこと、
そしていろいろな経験をして、今25歳でこんな感じで生きてます
って話をしました。
2.1人の成長過程を知って自分を見つめる
最初は面影のない写真を見せられて、
それから13年くらい経った人間がここにいることを知って、
選手はどう感じたのか?
人はこんな感じで変わっていくんだと
成長の過程を少しでも気付いてくれたらと思います。
実はスライド毎に、この写真の人間を見て、みんなはどう思う?
って聞きました。
「うまくなさそう」でもいいし、
「こんな人にはなりたいくない」でもいいし、
「こんな感じに近づきたい」でもいいんだけど(笑)
とにかく、
選手たちは、中学生・高校生・大人に絶対になるわけで
その時にどうなっていたいかということを考える
1つの指標になるように設計した次第です。
3.Qみんなの理想の25歳は?
選手にとって、25歳という13年以上先の自分を想像することは
難しかったかもしれませんが、
人は質問されて初めて考え始めます。
考えやすいように視点も少し用意して、
将来の解像度を明確にしました。
「プロサッカー選手になっていたい!」
「Jリーガーで得点王!」
「パリで暮らしています」
「ファンがたくさんいます!」
「釣りをしていたい!」
などなど、それぞれが想ったことを自由に考え、共有できる時間に。
25歳の理想の自分が浮かんできた感触を
それぞれが感じていた様子でした。
4.Q もし、未来の自分が目の前に現れたら、今の自分に何て言いますか?
これには当初どういう事?って感じ(笑)
説明するのに、自分を例に挙げると「そ~いうことか!」
という反応。
選手がそれぞれ考えたことは時間の関係上2名に発表してもらいましたが、
「もっとサッカーやらないといけない」
それから
「サッカーなめんじゃねーぞ!」
と言うと思いますと言う選手も(笑)
未来の自分がそう言うんだったら本当にそうなのかもしれないね!
まとめ
人は、誰かにアドバイスされて行動変容する確率が3割に対して、
自ら気付き・発見したことにより行動変容は7割だと言われています。
今回は、未来の自分が今の自分に何というのか
という気付きや発見につながるきっかけづくりを狙いました。
選手にとってきっかけが生まれていたら何より。
meetingをやって自分の気付きは
未来の解像度を高めるためには、
・具体的な視点をさらに用意したほうが考えやすかった
ということ。
僕も学びになり、次回はアップデートした内容を用意できそうです。
~最後に選手へ~
適格なアドバイスは未来の自分がいつでもしてくれます。
そのアドバイスは誰から言われる以上に効果的です。
理由は自分の今を一番に知る未来の自分だから。
きっと未来のみんなはすばらしい!
みんなにも新たな“未来の自分”というコーチを付けて、
大きく成長していってください!
平峯監督、機会を下さりありがとうございました!
BLOGにも感想を載せていただいてました~
今後も楽しみです!