7月3日(土)@天文館ビジョンホール5F
9:00~12:10
「スポーツコミュニケーションBasic1研修」開催しました。
今回の参加者は2名。
元甲子園球児で今でも現役プレーヤーの方と
バレーボール少年団指導の大ベテランの方!
お二人とも賑やかで意見の飛び交う3時間になりました!
その中ででた話題と質問に上がった内容を少しだけ。
過去に対するアドバイス
スポーツは戦況が次から次へと変わっていきます。
プレーヤーは自ら考えて判断して状況に応じた最適解を
導き出し続ける力がなくてはいけません。
それを主体的な選手と僕は思っていますが、
多くの指導現場ではプレーに対するアドバイスが
過去のものになっていることがほとんどです。
プレーに対してのアドバイス、
「今のこうした方が良かったよ」
「この部分がこうだったから上手くいかなかったんだよ」
などです。
でもそのアドバイス、
「プレーの前に言ってよ!」
そう選手なら思うんです。(笑)
もらったアドバイスは確かに一理あったとはいえ、
試合でなら戦況は変わるので有効ではなくなっている可能性が高いんです。
未来が予測できたらな…。
っとたまに思うわけですが全部予測出来てアドバイスしても
選手にとってはプレーそのものが楽しめなくなってしまいます。
話しを戻すと、考える力が備わらなくなってしまいます。
現場では過去起きたことに対しての
アドバイスやアプローチが多いとおっしゃっていました。
そこに気付くこと自体が素晴らしくて
ではどうしたらいいのかと
転換する方法をお話させていただきました!
多学年でプレーする場合の声掛け
スポーツ少年団では、
低学年と高学年が一緒になってプレーすることがあります。
そこで、低学年に対して
「いいね」とプレーを褒めたら、低学年にとっては良いけど
高学年の子にとってはその「いいね」が基準になってしまう。
高学年にはもっと上を目指してやって欲しいけど…
という質問。
これってどこの現場でもあることだと思うんです。
僕からの提案は、
「いいね」は能力に対してではなく、行動に対しての「いいね」が良いですよ。
というもの。
理由は能力に「いいね」をすると、
高学年は当たり前にできるプレーを良しとして留まる可能性があるから。
行動に「いいね」をする、例えば、
「今日はたくさんチャレンジしたね」「アタックを5本多く打てたね」
「仲間のフォローがいつもより多かったね」
と行動に「いいね」すると低学年も高学年も成果を掴むために
たくさんの行動をどんどん起こし始めます。
多学年でプレーする時は
能力差があって当然ですが、成長率や行動量に学年の差はありません。
だからその点を配慮するいいと思ってます。
講師として
今日は足元の悪い中での開催となりました。
その中でも足を運んでくださり感謝感謝です!
僕の研修は一方的に話すのではなく、
現場でのご意見も伺いながら双方向で進めています。
その為、参加者様のお力を借りて研修を成立させるわけですが
今日も参加者様のお力が強かった(笑)
研修は唐突だったり普段聞かれないような質問を用意しています。
にも関わらず参加者の皆様は自らの思考をフルに活用し、
問に対する答えを熱心に振り絞ってくださいました!!!
慣れないことを考えるわけなんで思考が刺激されて
きっと頭は疲れたと思うんです。
土曜日の休養の時間を本当にありがとうございました!!
また、いつも会場をお貸りしている天文館ビジョンホールですが、
「場所が分からなかった」
とよく言われます。完全に僕の事前説明不足ですみません…(笑)
あわせて、
「こんな綺麗なんだ!」
と言っていただけます。はい、きれいなんです(笑)
天文館ビジョンホールさん、いつもありがとうございます。
まだ席に少し空きがございます。
夏は参加者が多いため早めの予約をお勧めしています。
参加資格は「コミュニケーションに興味のある方」です(笑)
指導者ではない方も大歓迎です。過去にもスポーツするお子さんのお母さんやお父さん。
スポーツ機関の関係者がいらしてくださいました。
皆さんのご参加をおまちしております^^