Activity report

個人として

1月21日令和4年度競技力向上ステップアップ研修

1月21日(土)
サンロイヤルホテルにて
鹿児島県スポーツ協会・中体連高体連主催
令和4年度競技力向上ステップアップ研修に登壇させていただきました。

この研修会は、新たな選手強化の方策を探ることにより、指導者としての資質向上と競技スポーツ水準の向上に資する目的のもと開催される研修会で、鹿児島県内から約70名のスポーツ関係者の皆様がお集まりになりました。

演題は「自ら考え判断し行動する選手へ成長するスポーツコミュニケーション」として、「安心・安全な関係づくり」や「コミュニケーション」について皆様と確認すると共に、「話しを聞く」について自身の経験をもとに理解を深める時間をつくりました。

どんな選手を育てたい…?

現代のスポーツは状況や展開が目まぐるしく変化するようになりました。ボール競技がとくにそうです。指導者の指示を聞いて理解して実行してではもう遅いなんてことが多くあります。

応援や声援で指導者の指示が聞こえないこともあり、そんなとき「相手はこんなパターンで攻めてきて、逆にここが狙いめだ。今おれたちは戦術AだけどBに変更した方が良さそうだ。」と判断して行動する選手は、このうえなく頼もしく感じるはずです。

また「コーチ、荷物をラクだし使いやすいのでこっちに運んでおきました」など環境を自ら整えてくれる選手は、頼りになります。

このように「自ら考え判断して行動する主体的な選手」を多くの指導者様は育てたいと願っているのではないかと私は考えています。

では、どうしたら育つのか、マズローの5段階欲求を参考にし、まず必要なことは安心安全の欲求に対して、コミュニケーションによって働きかけていくことだと確認いたしました。

安心安全と不安恐怖

人は不安恐怖を感じると、隠れたり、逃げたり、集団で(群れをなして)行動したりします。

つまり選手にも同じことが言えます。不安恐怖を感じると、チャレンジしなくなり、誰かの考えを行うようになったり、意見を言わなくなったりします。

それは私たちが望んでいる選手の姿ではありません。

逆に安心安全を感じたとき、人はチャレンジが増え、自分の考えをおこなうようになり、自分の意見を言うようになります。

この安心安全が、私は「自ら考え判断して行動する主体的な選手」へ近づく最も大切な土台であると考えています。

では実際に、どんなコミュニケーションが安心安全をつくるのか確認し、
もっとも安心を感じる方法について指導者様ご自身の経験を見つめる時間を研修にてつくりました。

感想

この研修を用意するにあたり、様々なことを考えました。鹿児島国体に向けて競技力に直接結びつく内容がいいのか、幼稚園生から社会人までのプレーヤーが望むスポーツ環境についての内容がいいのか、数あるコミュニケーションスキルの中から最もいまニーズのあるスキルは何かなど…

最後の最後、悩んだ結果、、
今自分がもっとも探求していて今後皆様と追及したかった安心安全なコミュニケーション環境についてになりました。

自分がこうしてコミュニケーションについて探求しているのもある方からこう問われたからです。

「あなたがもし選手だったら、あなたの指導を喜んで受けたいですか?」

駆け出し指導者時代の私は、どこか指導者という立場を活かした権威性を発揮して、選手へ指示や命令ばかりの指導をしていました。きっと不安や恐怖を当時の選手は感じていたはずです。

月日が経って蓋を開けると、サッカーを続けた選手は僕が指導した9名のうち3名だけだったことが分かりました。これでは良くないという想いから今に至ります。

実際、指導現場に立ちながらいつもこの問いを想い浮かべては、本当ならどうするべきなのか悩み葛藤する連続です。私もまだまだ指導者としては未熟で勉強途中ですので、共に学び合いながらスポーツ指導の最適解を深めていきたく考えています。

 

この度、ご参加くださった指導者の皆様
貴重なお時間を下さりありがとうございました!!

また鹿児島県スポーツ協会様、貴重な機会を用意くださりありがとうございました。

言葉を磨くスポーツコーチングの専門家

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