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「対話」と「自律」をスポーツでも。

学校教育とスポーツの選手育成を混合させるのはどうかと言われるかもですが、

人を育てるという本質は一緒だと解釈しています。

スポーツをする最大目的は

「スポーツを通して、スポーツでも活躍して、学校・社会でも活躍できるために育つこと」

ではないでしょうか?

そもそもスポーツは「趣味・遊び・余暇」という意味合いで使われますが、

それを前提として、スポーツが生きる上で何かを得る時間の一つとしたときに

上に掲げた最大目的に達すると思います。

活躍という言葉の意味は幅広く、人によって活躍の度合いも違いますが、

ここでは「活躍 ≒ 社会に対して価値を提供できる」とします。

(活躍の定義、ちょっとむずかしいかも…自分で言っててむずかしい…)

話を進めます。

これからの社会、様々な場面で活躍を求められるとき、

必要なのは運動神経でしょうか?競技力でしょうか?

アスリートとして活躍する上で間違いなく必要なことです。

では、アスリートを引退した後はどうでしょう?

または、アスリートになれずに違う道へすすむときはどうでしょう?

社会で、ましてや家庭やビジネス現場で最も必要となるのは運動神経や競技力ではないはずです。

必要なのは、運動神経や競技力を磨く中で得られる

「継続力」や「やり抜く力」、競技仲間との「人脈」、「反復性」「繰り返せる力」

人と過ごすことで得られる様々な「知識」、「健康な身体」、「創造性」などなど、

(まだまだあります)

これらの力が活躍するための手助けになります。

そしてもっと言うと、現代の民主主義の社会、多様性が重視され、

いろんな価値観をもった人と過ごすことが当たり前になりました。

ダイバーシティと言われる社会で人と協力することがいかにしんどいか

皆さんも理解されているはずです。

それでもチームとしてみんなとうまく過ごし、さらに成果を出すといった時に

「対話」と「自律」が大切になるんです。

これは学校教育でキーワードとされるものですが、

スポーツでもまさしくそうだと考えます。

スポーツでは絶対にこれが正解と言われる成功法はありません。

ましてや個人特性×集団競技なわけなので「正解」なんてなく、

最適解を常に追及し続ける必要があります。

そんなややこしい話!

と思うほど指導者の「右向け右」の号令が簡単なんですが、

最適解を追求するならば全員が当事者になって「対話」する必要があります。

東京オリンピックの男子サッカーでは、

監督の森保さんではなく、キャプテンの吉田麻也選手がハーフタイムのMTGで

作戦ボード片手にチームメイトへメッセージを送っていました。

また、森保監督は日頃からメンバー一人ひとりと対話を繰り返し、

チームがベストパフォーマンスを出すために準備をしていました。

サッカー五輪日本代表のメンバーたちは、

「チームはなんでも言い合える状態だった。大会では全てを出し切った」と語るほどです。

一人ひとりが最大出力のパフォーマンスを発揮するには

「対話」なくしては成し得ません。

そして、個々に求められる「自律」。

自分の感情をコントロールすることを指しますが、

そもそも相手は自分と違うと問いかけられる(メタ認知)も必要なことです。

でないと「対話」が成り立ちません。

そして、自己決定をすること。

これも「自律」の中の一つです。

他者に委ねることなく自分で判断を繰り返してこそ、当事者意識が養い、

他人に頼らず自分に矢印を向けて力を発揮できる個人となります。

「スポーツでベストパフォーマンスを発揮する」

×

「社会で活躍する」

と考えた時、以上が「対話」と「自律」がスポーツでも必要だと

考える要因です。

つらつらと書きすぎました…。

が、

やっぱりコミュニケーションって重要じゃないですか?

指導者のコミュニケーションスキルがあってこそ、

選手は最大限に育つって思ってます!

指導者さん、やること多いです~。

それをサポートするのが自分のお仕事。

じゃんじゃん頼ってください~!!

こんな会開催します!

こちらよければ是非^^

では!

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