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指導者にこそ必要な「メタ認知」

メタ認知

聞いたことあるでしょうか?

「認知することを認知する」

という定義がされてますが、

人が認知するに至ったきっかけから結果に至るまでのすべてのことを、自分自身で把握する

こと言います。

いわば

客観視です。

(↑置き換えが簡単すぎたかもしれません)

自分の行為や考えに対して、客観的なもう一人の自分が冷静に見ている

そんなイメージです。

メタ認知のことを上手に書かれた記事がありますので
ご参照下さい⇓

【メタって何?】メタ認知とは? 意味、2つの鍛え方、ビジネスの具体例など

この自分を認知するスキルは

指導者にこそ重要だと思うんです。

選手やチームがあるプレーをしたことによって

自分自身はこう考えた

と客観的に認知する。

客観的な立場から、考えたことは

今の選手たちに対するアプローチとして有効なのか

自分の中で精査する。

メタ認知があることで自己内対話が広まって

選手への効果的なアプローチの精度が上がると思うからです。

あるプレーを見て、

怒りそうなら

「(あ、こんなプレーを選手がしたからおれ怒ってるわ)」

と認知すると

「(もしここで怒ったとしても成長を害してしまうから我慢しよう)」

と考えられるかもしれません。

僕たちスポーツ指導者は

選手の行動・プレーに対して

間髪無くリアクションすることがほとんどなんです。

感覚からくる咄嗟のリアクションに

クッションを入れて、吟味する瞬間がありません。

その一瞬をつくれることで、

いかに選手たちにとって有効なアプローチを提供できるのかって

変わってきそうじゃないですか?

ではどうすると、

メタ認知を高めることができるのかですが

参照した資料には、日記を書くこと

具体策が書いてあります。

コントロール力が高まるそうです。

僕が考えたことはもう一つ、

自分の指導映像を観ることも有効だと考えます。

いつどんなプレーに対して、

どんな声を掛けて、どんな対応をして、

選手はどんな反応を示したのか

振り返ることで認知力は高まると思うからです。

自分でいうのもなんですが、

自分を客観的に分析することが得意で、

と言うのも、

サッカーの試合中、選手たちに試合の映像をベンチの横や後ろで撮ってもらって

試合のプレーも記録しながら自分の行動も記録していました。

試合と同時に自分の行動を振り返れるわけで一石二鳥なわけです。

そんなことを繰り返しながら、

客観的に自分を見つめることが多くなり、

メタ認知は高まったように思います。

僕たち指導者は試合中の選手のプレーを分析しますが、

指導者自身の行動を分析したりしません。

海外などの先進的なチームでは

指導者の行動に焦点を充てた映像を記録していますが

日本の草の根レベルではまだそういったことは少ないように思います。

指導者のメタ認知が高まれば、

選手の力を今以上に引き出すことができ、

チームとしての結果も高まっていくでしょう。

「認知することを認知する」

メタ認知、とっても大切です。

では。

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