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”してもらえたこと”を”する”ようになる

コミュニケーションスキルで

これから、どちらが大切かと言われると

”話す”より”聞く”ほうが大切になります。

勿論”話す”ことも大切なのですが、

相手のこと(性格や価値観、考え方など)をより深く知ることが

協働的に強みを活かし合う場面が多くなる社会において、

大切だからです。

話は少し変わって、

人格形成に影響を及ぼす割合の多くを占めるのは、

15歳くらいまでの経験であると聞いたことがあります。

また、

「15歳くらいまでに出会う人によって、その人の人格は変わってくる」と。

理由は、発育発達段階で、物事の良し悪しの基準を

アイデンティティの確立と共に定めていくからです。

つまり、15歳までに、関わる人から受ける影響により、

その人のできることや得意なことも変わってくるということになります。

コミュニケーションにおいて、

例えば、15歳までに、出会う人の多くがたくさんしゃべる人で、

その人たちから影響を受けるとその子は大人になった時、

しゃべることによって相手に影響を与えようと、潜在的に認識します。

これは客観的な意見ですが、

テレビをたくさん観て育ついわゆる「テレビっ子」の多くは

ひな壇芸人の影響を受けて、話すことを強みにして生活を過ごしている気がします。

僕の友だちにもいるので(笑)

逆に、15歳までに出会う人の多くが、聞き上手な人たちで

たくさんの影響を受けていれば、その子は大人になった時

聞くことによって相手に影響を与えようと、潜在的に認識されます。

良い聞き方をしてもらうことで、その子も良い聞き方ができるということです。

「学ぶ」という語源は、「真似る」だと言われます。

ひな鳥が親の飛んでる様子を真似て、飛べるようになるように

人も誰かの行動をみて真似て成長します。

人格形成がされる15歳頃までに、

その子に関わる人が、どちらのコミュニケーションを多くとるかで、

その子が大人になった時のコミュニケーション方法の強みは変わります。

相手の想いを聞きながら、人との関係をつくれる人になって欲しい

と思いがあるなら、「話を聞きなさい!」以上に、

まずは、大人が子どもの話を上手に聞いてあげることが

有効かもしれません。

僕の母親は現在、公認心理師の勉強していて、

関わり方について話す機会があるのですが、

やはり、子どもが親から受ける影響によって

その子が大人になった時にも同じような行動をとる

ことが多いと分かってきたそうです。

人は、”してもらえたこと”を”する”ようになります。

だから、これからの社会ではコミュニケーションは

聞き手が主役とも言われていますので、

子どもとの会話は上手に聞けるといいと思います。

では!

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